【鉄拳7シーズン3】ファーカムラム分析 #5


投げとレイジ関連で、技解説のラストです。

レイジアーツ


3WK
G-22、H頭側うつ伏せダウン
中段でガードされると死ぬタイプのレイジアーツです。特筆すべき事項は2つです。
1つは技後は相手頭側うつ伏せダウンで距離が近く、フレーム優劣もよいことです。初期のバージョンでは後方しゃがみ起き上がり以外にライトニングロー(2RK)が確定と圧倒的有利な起き攻めを仕掛けられました。2020/4/21に行われたアップデートにより、技後はファーカムラムが3フレーム不利になったため、その場起きでもガードが可能となりました。が、ライトニングローを軸にした中下の二択はいまだ健在ですし、残り1発の状況では依然強力です。
もう1つは、ニーナやリリなどと同じく技自体のリーチが非常に長いことです。前述のキャラと違い自キャラ自体が大きく前方に移動するわけではありませんが、ファーカムラム自身が脚が長く、その長い脚を伸ばして蹴りを放つため、結果的にリーチが長くなっています。ファーカムラムのスクリュー後状況はかなり遠いものが多いですが、このリーチにより安定してレイジアーツでの追撃が可能です。

レイジドライブ1

下上
G-12、Hスクリュー
非常にいろいろな場面から連携できるレイジドライブです。逆に単発では出せません。右膝蹴りが出る場面から派生することが可能で、派生を以下に列挙します。

・ティープ派生:LK【RKWK】
・バーサークコンビネーション派生:6LKRP【RKWK】
・デュアルホーン派生:立ち途中RP【RKWK】
・ワンツーパンチ~イランプションニー派生:LPRPRK【LKWK】
・ストレート~イランプションニー派生:RPRK【LKWK】
・ハイキック~イランプションニー派生:RK【LKWK】
・レフトローキック~イランプションニー派生:2LKRK【LKWK】

技自体は低威力の下段直スクリューコンボ始動技で、技自体のダメージも低く直スクリューであることからコンボダメージ自体も伸び悩みますが、強力な中段を持つファーカムラムが持っているということに意義がありますし、派生技自体も多いところにコンボ始動の下段が来るというのは非常に厄介なものです。
1回の入力で常に2発出る技で、2発目は上段ですがしゃがめません。代わりに軽い確反を受けます。

レイジドライブ2


9WK
G+1、H頭側うつ伏せダウン
高威力の単発技です。平八やキングなどと違い単発コンボ始動ではなく、またガード時の有利も微有利にとどまっています。代わりに壁コンボの威力を相当伸ばすことができたり、床破壊ステージでは床破壊にも使用できるなど、他キャラよりもコンボ用途重視の性能となっています。立合いでも無論強力であることに違いはありません。

キラースイープ

LP+LK
左投げです。抜けられたあとは両者立ちで間合いが離れて抜け側+3。間合いがかなり遠いので実質仕切り直しでしょう。間合いが遠いということはファーカムラムのリーチが活かしやすいとも言えます。
投げ成立後は相手側面状態でファーカムラム側が1フレーム有利。その場 or 後方起きしゃがみ以外にはライトニングロー(2RK)が全てに対応しますが、この場面でのライトニングローは読まれやすいのでリスクもそれなりにあります。

チャランボースロー

RP+RK
右投げです。右投げ共通の特徴として投げ成立後にプレイヤの位置が入れ替わることがあげられます。投げが成立しなくても位置が入れ替わる投げ(ドラグノフなど)もありますが、ファーカムラムは成立しないと位置は入れ替わりません。抜け後は間合いが離れて抜け側+6。間合いが離れるのでほぼ仕切り直しですが、若干不利が大きくなっています。
投げ成立後も間合いが非常に遠く、その場起きに届く技はごく僅かです。仕切り直しと思った方がよいでしょう。

チェックメイト

背面からいずれかの投げ
ダメージの高い投げで、抜け不能です。投げ成立後はキラースイープと同じような状況で、ライトニングローがしゃがみ以外に対応します。

ジェノサイドラッシュ

3WP
両P投げです。抜け後はやや近めで抜け側+3。とはいえ若干距離が離れているため、相手のリーチによっては多くの技をバックダッシュで無効化できるでしょう。
壁際で投げを成立させると壁やられ強が取れます。ここからトライアングルラッシュ(4RKLKRP)だけで体力の4割ほどを奪え、レイジ状態であればファーカムラムコンビネーション2発止め(LKLP)からのレイジドライブ2(9WK)で5割以上のダメージが与えられる、大きなリターンを持った技です。
初期バージョンではこの投げのみ投げ抜け猶予が短く(側面投げと同等)、オンライン環境下では抜けることがなかなか困難でした。2020/4/21のアップデートで他の投げと同等の投げ猶予となり、リターンは据え置きながら崩しとしての性能は低下しました。

トリプルリベンジ

4WK
キック返し技です。キックのみしか返せない代わりに返し技受付猶予が3-10と通常の返し技より少し長くなっています(ポール、アンナなど一般的な返し技は3-8。返し技の性能の良い飛鳥は3-12)。
返し成立後は自動でD40の反撃が出ます。壁やられ強を取れますが、相手を壁に追い詰めている状況でキック返しを当てられる状況はそこまで多くはないでしょう。
キックはパンチと違いとりあえずのLPや3LPのような選択のされ方をすることが少ないため、連携の途中にキックが挟まる技への対処とした方が使いやすいかもしれません。
ただ、ファランにはかなり効果的であることは間違いないでしょう。

コメント

このブログの人気の投稿

【鉄拳】しゃがみステータスと姿勢潜り

【鉄拳7シーズン3】アリサ:デストロイフォーム解説

【鉄拳7シーズン3】シャープナー対策 #1